「携帯小説」は、名前のとおり携帯電話を使用して執筆される電子書籍のことをいいます。ネット上で募集、投稿されるオンライン小説と違い、媒体が携帯電話のみと限定されている電子書籍ということになります。
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携帯小説が紹介されているサイトで、有名なのは、魔法のiランド、野イチゴなどがあります。しかし、携帯ゲームで大人気のモバゲーでも、ユーザーが小説や詩などの作品を投稿できるサービスを始めています。
モバゲータウンにある「クリエーター」で発表された携帯小説の中に、「君のせい」などがあり、書籍化されて本屋さんに並んでいます。また、モバゲータウン内で発表された小説は、小説大賞という賞の対象になります。小説大賞に選ばれると各出版社から活字にする話が持ち込まれ、賞金が100万円がでるということです。
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携帯小説というと、ジャンル的には恋愛ものが多いようです。しかし、モバゲータウン第1回小説大賞特別賞を受賞した「ソウルイーター」は本格ミステリーの呼び声が高く、高い評価を得ています。この作者は映像作家ということですから、今までの素人の書いた駄作というようなものではなく、文芸の新しいジャンルのひとつになっていくのではと思われます。
携帯小説を読む人というと、若者に限定されていたようですが、さまざまなジャンルが登場してきており、読者層にも年齢的な広がりが見られるようになっているようです。
携帯電話という独特の媒体を使うことから、小さな画面で見やすい短く簡潔な文章が多くなってしまうため、慣れるまでは少し違和感があると思います。そのため、しばしば、文章が短絡的とか、表現が幼いとけなす人も少なからずいましたが、携帯の画面に合わせた簡潔な文章の中で自分の想いを表現するということは、書く人にとって難しいことではないかと思います。
多くの携帯小説が活字化され、ベストセラーとなっているだけではなく、映画やドラマなどにも取り上げられて、人気を増しています。ですから、新しい文学表現のひとつとして携帯小説が無視できない存在になってきています。さらに、作品の質もこれから高められていくと思われます。
携帯小説として発表された作品が、有名な文学賞を受賞する日がいずれ来るかもしれませんね。